カブス・今永 修正力光った6回3失点 前回登板10失点も「勉強になった」
「ジャイアンツ3-5カブス」(27日、サンフランシスコ)
カブスの今永昇太投手(30)は、11安打10失点と崩れた前回登板から立て直した。敵地のジャイアンツ戦で6回5安打3失点の投球を見せ、チームの連敗脱出に貢献。「このぐらいの出力を出し続けなければ通用しない。本当に勉強になった」と話した。
21日のメッツ戦で打ち込まれた後は「なかなか眠れない日があった」と明かす。その前の2試合は、序盤に球速を落とし、徐々に上げていく投球で連勝したという。そこで過信が生まれたと言い「まだ、何も成し遂げていない自分がなんで8割で抑えようとしているんだ?」と猛省。落ち込んだ時、思い出したのはキャンプ中のミーティングで聞いたカウンセル監督の「パンチを食らうことは悪くない。その後で立ち上がることが大事」という言葉だった。
この日は試合の入りから150キロ台の速球で真っ向勝負し、五回まで無得点。3点リードの六回に追い付かれたものの「すごくいい勉強。これから先の数試合でも生かしていきたい」と話した。