大谷翔平への不可解判定に米ファンも辛辣な声「冗談だろ」「敬意がない」大谷自身も首ひねったストライク判定 球審は昨季メジャー昇格の30歳

 「ジャイアンツ5-3ドジャース」(28日、サンフランシスコ)

 ドジャースの大谷翔平選手への不可解判定で米ファンも騒然となった。Xでは球審へ「冗談だろ」「ショウヘイに敬意なし」といった辛辣な書き込みが集まった。

 初回、先頭の第1打席。1900年以降では史上4人目となる3試合連続先頭打者アーチに期待がかかる中、カウント2ストライクからの3球目は外角ボールゾーンに抜けるツーシームで、自信を持って見送ったが判定はストライク。思わぬ1球で見逃し三振に倒れてしまった。

 さらに第2打席でもカウント2ボールからの3球目が外角ボールゾーンに外れたかと思いきや、球審の判定はストライク。これには大谷も思わず打席内で首をひねった。4球目のアウトハイも微妙なコースだったがストライクと判定され、タイムをとってメンタルを整えた背番号17。追い込まれながらも二遊間へはじき返したが、相手遊撃手のファインプレーにあってアウトになった。

 この日の球審は昨季、メジャーに昇格したばかりのエドウィン・ヒメネス審判員。ベネズエラ出身の30歳で、昨年は79試合の出場だった。現地中継局も思わず経歴を紹介するほど疑問を感じた判定だった。

 現在、大谷は10試合連続打点の球団記録を更新中。さらに3試合連続アーチにも大きな期待がかかる中だけに、米ファンの厳しい声が集まった。ただ大谷に浴びせられる敵地のブーイングは想像以上で、球場の雰囲気にのまれてしまった可能性もある。

 第3打席は敬遠四球で、6月20日以降は7試合で10四球。打撃が上昇気流に乗っていく中で勝負を避けられるケースも増え始めている。それでも五回は大谷敬遠後にスミスがタイムリーを放った。ドジャースが2点を先行して主導権を引き寄せが、逆転を許してしまった。

 大谷は第4打席で一塁への内野安打で出塁するも後続が続かず。九回にヘイワードの犠飛で試合を振り出しに戻したが、直後にサヨナラ2ランを被弾。チームの連勝は4で止まり、大谷は3戦連続アーチはならず、10試合連続打点の球団記録もストップした。

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