大谷翔平 独走26号 8戦6発、自己最多超50発ペース メジャー通算500打点に王手

 3回、26号ソロを放つドジャース・大谷(AP=共同)
 26号を放ち塁を回る大谷(共同)
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 「ジャイアンツ7-14ドジャース」(29日、サンフランシスコ)

 ドジャースの大谷翔平選手(29)はサンフランシスコでのジャイアンツ戦に「1番・指名打者」で出場。2試合ぶりの本塁打となる26号ソロを中越えに放ち、4打数1安打1打点だった。今季84試合目での26本塁打で、シーズン50発ペースとなり、打点もメジャー通算499打点で節目の500打点にあと1に迫った。チームは延長十一回、14-7で勝った。

 35度の角度で高々と舞い上がった打球は、ゆっくりと大きな放物線を描き、敵地の中堅フェンスを越えた。大谷は三回1死から浮いたスライダーを仕留め、ナ・リーグトップを独走する26号をマーク。滞空時間の長い一発で、2位のオズナ(ブレーブス)に5本差をつけた。

 相手のジャイアンツはこの日、救援陣だけでつなぐ「ブルペンデー」で臨んだ。大谷は一回に左腕ミラーの際どいスライダーにバットが空を切ったが、三回の打席では2番手の右腕ハワードの失投を逃さなかった。6月12本目の本塁打に、ロバーツ監督も「素晴らしいね」と目を細めた。

 四回2死一、三塁では四球。タイブレークの延長十一回は申告敬遠で勝負を避けられると、敵地にブーイングが響いた。四球は8試合連続で、その期間中の数は12個に達する。絶好調の大谷に、警戒感は一段と高まっている。直近8戦6発で、シーズンの本塁打のペースが50本の大台に乗り、2021年に記録した自己最多46本を超える勢いを見せている。

 連続試合打点は前日に球団記録の10でストップしたものの、この日は2試合ぶりに記録。メジャー通算499打点となり、日本選手ではイチロー、松井秀喜に続き500打点に王手をかけた。チームは同点の延長十回1死満塁のピンチで、内野5人シフトの奇策を敷く大胆策を見せるなど、執念の勝利の中で光った大谷の活躍に、監督も「また記録が始まるね」と笑顔で期待した。

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