ドジャース スミスが自身初1試合3発の大暴れ 七回に価値ある同点ソロ 大谷翔平もこん身のガッツポーズ
「ドジャース8-5ブルワーズ」(5日、ロサンゼルス)
ドジャースのウィル・スミス捕手が自身初となる1試合3発の大暴れ。七回に同点ソロを放った際には、大谷翔平選手もベンチでこん身のガッツポーズだ。
初回に先制のソロを逆方向へたたき込むと、三回には左中間スタンドへ2打席連続アーチを放った。そして七回1死無走者の第4打席。初球の内角低めカットボールをきれいにすくい上げると、打球は左翼ポールを直撃した。
スミスの1試合3発は自身メジャー初の快挙。試合を振り出しに戻す価値ある一打にベンチは大盛り上がりだ。3三振を喫するなど4打数ノーヒットの大谷も打球がポールを直撃した瞬間、両手を突き上げてガッツポーズを繰り出した。
同点の八回は2死二、三塁の場面で冷静に四球を選び、続くフリーマン、T・ヘルナンデスの連続タイムリーにつなげた。マスクをかぶってもグラスノーが満塁弾を被弾するシーンはあったが、四回以外は無失点と好リードで投手陣を引っ張った。チームの連敗を2で止め、ナ・リーグ地区首位対決の初戦を制した要因は、頼れる女房役のバットにあった。
試合後、ロバーツ監督は「何て夜だ!」とスミスの大爆発に目を丸くした。その上で「本当にすごかった。彼は非常に安定している」とたたえていた。