大谷翔平 一打勝ち越し機で変化球を引っかけての一ゴロ 誕生日に快音響かず まさかの6打席連続三振も
「ドジャース-ブルワーズ」(5日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平選手は八回の第5打席で一ゴロに倒れ、今季ワーストの12打席連続無安打となった。
先頭のバルガスが安打で出塁。続くラックスの進塁打で得点圏に走者を進めた。テイラーは四球で1死一、二塁。相手は敬遠で歩かせることができない状況となり、第5打席を迎えた。
マウンドにはリリーフ右腕のペゲーロ。名前がコールされると、スタンドが大きく沸いた。初球、低めの変化球を冷静に見極めた。2球目は内角低めのスライダーにバットが空を切った。カウント1-1からの3球目、外角低めのシンカーを引っかけて一ゴロ。二、三塁と走者を進めたが、快音は響かなかった。ただチームは2死満塁からフリーマンが勝ち越しの適時打を放ち、本拠地は興奮のるつぼと化した。
この日、30歳の誕生日を迎えた大谷。初回、大きな拍手に迎えられながら打席に入った。積極的にスイングしていったが最後は大きく割れるカーブにバットが空を切った。第2打席ではボールと判断して見送った3球がいずれもストライクと判定され見逃し三振に終わった。
これには本拠地のスタンドも大ブーイング。カウント3-1から2球連続で一塁に歩きかけた直後のストライクコールだっただけに、ファンの不満も爆発した。第3打席は高めの直球に空振り三振を喫してメジャー移籍後初の6打席連続三振。第4打席は外角球をうまく流し打ったものの、打球は左翼手の正面をついて左直に倒れた。