大谷翔平、チーム完敗の中で光った足技 2年連続3度目の20盗塁到達 トリプルスリー現実味 米通算200号は持ち越し
「ドジャース2-9ブルワーズ」(7日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、5打数1安打2盗塁だった。三回に二盗と三盗を成功させて2年連続、通算3度目の20盗塁に到達。年間35盗塁ペースとし、3割超の打率、年間50本ペースの本塁打と合わせたトリプルスリーが現実味を帯びている。
大谷は初回の打席でメジャー13年目、通算103勝の左腕、カイケルと対決。初回の打席はフルカウントから外角高め140キロツーシームを打って二ゴロ。
三回の打席ではチーム初安打となる中前打で出塁。次打者スミスへの3球目に二盗を成功させたが、球審は打席内でバランスを崩したことで捕手の走塁を邪魔する守備妨害と判定して打者アウト。大谷の盗塁も取り消されたが、3番フリーマンの2球目に19盗塁目となる二盗で相手バッテリーを揺さぶる。フリーマンの四球で2死一、二塁とすると、4番T・ヘルナンデスの3球目には重盗を決めて三塁を陥れた。捕手が送球を諦めるほど完璧な足技で区切りの数字に到達した。
2点を追う四回2死一、二塁の好機は8球粘って二ゴロ。フルカウントから145キロツーシームを打ち損じた。六回の第4打席は2番手右腕ヤニスに見逃し三振を喫した。
7点差がついた九回の打席は抑えメギルに3球三振。初球158キロフォーシームを空振りした後、161キロストライクを見送って追い込まれる。最後はワンバウンドになる140キロのナックルカーブにバットは空を切った。
ドジャースはメジャー初登板のロブレスキーが5回4失点で踏ん張り切れず。9番テイラーが六回に3号2ランで反撃ののろしを上げたが、リリーフ陣が追加点を許して完敗した。