年俸60億円エンゼルスのレンドン、3カ月ぶり戦列復帰 球団発表 MLB164発サノが事実上の戦力外
米大リーグ、エンゼルスは8日(日本時間9日)、左太もも裏痛で4月21日から負傷者リスト(IL)に入っていたアンソニー・レンドン内野手の戦列復帰を発表。同内野手の登録枠を空けるため、メジャー通算164本塁打のミゲル・サノ内野手をメジャー40枠から外し、事実上の戦力外とした。
メジャー12年目、34歳のレンドンはナショナルズ時代の19年に打率・319、34本塁打、リーグ最多の44二塁打&126打点をマーク。その実績を買われ、エンゼルスと7年2億4500万ドル(約392億円)契約の超大型契約を結んだ。
しかし、21年から昨季までの3シーズンは左脚付け根、左膝、左太もも裏、右手首、左手首、左すねを負傷し、シーズン平均出場は49試合。年俸3800万ドル(約60億円)の今季は1番で起用され、開幕5試合、23打席連続無安打と最悪のスタートを切ったが、離脱前の14試合のうち12試合で安打を記録し、本塁打こそないが、期間打率は・357と復調の兆しを見せていた。
ところが、4月20日のレッズ戦の初回の打席で遊撃内野安打を放ち、一塁へ駆け込んだ際に左脚を痛めて途中交代。自身10度目のIL入りとなった。
レンドンの復帰により、戦力外扱いとなったサノは昨オフにエンゼルスとマイナー契約。19年と21年に30本塁打超の実績を持つパワーヒッターは開幕メジャー入りを果たし、昨季全休の原因となった左膝のけがから再起を目指したが、ここまで28試合、打率・205、2本塁打、6打点、OPS・608と精彩を欠いていた。