今永昇太 1カ月ぶりの8勝目でチームの3連勝に貢献 6回無失点降板直後に恵みの雨?試合中断で反撃かわす

 「オリオールズ0-4カブス」(10日、ボルティモア)

 カブスの今永昇太投手が先発し、6回6安打無失点の好投で約1カ月ぶりとなる8勝目を手にした。チームの3連勝に大きく貢献した。

 正念場を迎えたのは3点リードの三回だ。2本の安打で1死二、三塁のピンチを招いた。ここで投手コーチがマウンドを訪れ一息入れる形に。気持ちを切り替えた左腕はヘイズを真ん中低めのストレートで見逃し三振。続くマテオも空振り三振に仕留め、鮮やかにピンチを脱した。

 初回からピンチの連続だったが粘りの投球。立ち上がりに29球を要しながらも決してホームを踏ませなかった。打線の援護をもらいながらテンポを上げ、ア・リーグ東地区の首位を快走するオリオールズ打線から凡打を積み重ねていった。

 五回には鈴木誠也が貴重な追加点となるタイムリーを放って今永を援護。最終的に6回6安打無失点の快投で再び防御率は2点台へと突入した。苦しいチーム状況の中で3試合連続のクオリティースタートと価値ある内容だ。

 試合は今永が降板した直後の七回に1死二、三塁のピンチを招いたところで大粒の雨が降り注ぎ試合が中断。それでも再開後、リトルが鮮やかに三振を奪ってホッジにスイッチ。後を受けた右腕も生還を許さず、今永が手にした勝利投手の権利を守り抜いた。九回には打線がダメ押し点を奪い、完封リレーでチームは3連勝だ。

 雨で中断しなければ一気にオリオールズ打線に押し切られていた可能性も否めない。今季は開幕から雨にたたられるケースが多かった今永。この日は恵みの雨へと変わった。

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