大谷翔平「これはひどい」現地実況が叫んだ微妙な判定で狂ったか…4タコ2三振 バット真っ二つの異例シーンも ド軍4連敗&13年ぶりの屈辱

 ドジャース・大谷(提供・共同通信社)
 フィリーズに敗れて引き揚げる大谷。ドジャースは4連敗となった(共同)
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 「フィリーズ5-1ドジャース」(11日、フィラデルフィア)

 ドジャースの大谷翔平選手は「1番・DH」で先発出場し、4打数無安打2三振に終わった。チームはナ・リーグ東地区首位のフィリーズに痛恨の3連敗。今季2度目のスイープをくらった。

 分岐点は1点を追う二回1死満塁で迎えた第2打席だった。ノラが投じた初球、インサイドのボールはストラークゾーンの枠から外れていたが、球審はストライクのコール。現地実況も「これはひどい」とアナウンスし、思わず笑みを浮かべながら首を振った大谷。2球目のカーブを空振りすると、打席を外してメンタルを整えた。だが最後は内角低めのワンバウンドするカーブに空振り三振。敵地は大歓声に包まれ、大谷は厳しい表情を浮かべた。

 五回の第3打席でもカーブにほんろうされ、最後は高めのストレートで空振り三振に倒れた大谷。七回の第4打席は左腕・ストロムのスライダーにバットを真っ二つに折られる珍しいシーンもあり、二ゴロに終わった。連続試合安打は4でストップし、連続試合盗塁の記録も止まった。6月にアーチ量産モードに入ってからは球審の厳しい判定も目立つようになった。

 30歳の誕生日となった5日・ブルワーズ戦では第1打席でボール気味の変化球をストライクと判定され、厳しい表情を浮かべた大谷。その後、5打数無安打3三振と精彩を欠く形になった。微妙な判定に無理に対応するとバッティングが崩れる原因にもなるだけに、打者としては厳しい状況とも言える。

 チームもミスが続出した。1点差に迫って迎えた六回、1死から中堅・アウトマンが目測を誤ってしまい中飛を中前打にしてしまった。本来なら2死無走者が1死一塁となり、連続タイムリーを浴びてフィリーズに突き放されてしまった。八回にはヤーブローがシュワバーにダメ押し弾を被弾。

 打線もラックスの一発で反撃したのみ。八回1死満塁の好機ではロハスのセカンドライナーで、二塁走者のT・ヘルナンデスが痛恨の飛び出しで併殺。一気にチャンスを潰してしまった。

 これで4連敗となったドジャース。スイープされるのは5月24日からのレッズ3連戦以来今季2度目だ。さらにフィリーズ相手の同一カード3連敗は2011年8月8日~10日以来、13年ぶりの屈辱となってしまった。

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