大谷翔平 音なし2三振、連続試合安打4でストップ 最強フィリーズ3連戦で全敗 監督「今の実力差が表れた」
「フィリーズ5-1ドジャース」(11日、ロサンゼルス)
予想外の判定に口元を引き締め、小さく首を振った。0-1で迎えた二回1死満塁。右腕ノラが投じた初球の内角直球はゾーンを外れたように見えたが、球審はストライクのコール。ドジャース・大谷はこれでリズムを崩したのか、2球目は内角低めへのナックルカーブを空振りし、4球目に再び同じナックルカーブに手を出して三振。敵地は大歓声に包まれた。
第1打席は右飛、五回の第3打席もナックルカーブを空振りして追い込まれ、最後は高めの直球に空振り三振。3打席を封じたノラは「厳しいコースに投げることを心がけた。うまくカーブを操れた」と誇らしげに胸を張った。
七回1死一塁の第4打席は左腕ストラームのスライダーにバットを真っ二つに折られ、二ゴロに倒れた。4打数無安打で連続試合安打は4でストップ。メジャー通算200号はまたもお預けとなった。
チームは流れをつかめず、今季2度目の4連敗。30球団最高勝率を誇るフィリーズとの3連戦で全敗し、ロバーツ監督は「今の実力差が表れた。とにかく最善を尽くしていきたい」と懸命に気持ちを切り替えた。