ドジャース 1イニング2度のチャレンジ成功の珍事 盗塁阻止&牽制死で抜群の好ジャッジ 流れ呼び大谷決勝打で連敗ストップ
「タイガース3-4ドジャース」(12日、デトロイト)
ドジャースが1点ビハインドの七回裏に1イニング2度のチャレンジを成功させた。これで流れを引き寄せ、九回に大谷翔平選手の決勝二塁打が飛び出すなど、逆転で連敗を4で止めた。
先頭のペレスが安打で出塁し、二盗を試みた。一旦はセーフと判定されたが、ドジャースベンチがチャレンジ。リプレー検証でタッチの方がわずかに早くアウトに判定が覆った。
さらに2死からグリーンが死球で出塁したが、直後に一塁へ牽制球を送り判定はセーフ。ここで再びドジャースベンチがチャレンジを要求し、フリーマンのミットがベースに戻る手よりも早く相手選手の臀部(でんぶ)にふれていた。
2度のチャレンジ成功に敵地は騒然。結果的に3人で無失点に終わる形となった。4連敗ストップへ、流れを呼び込んできそうなシーンだったが、打線が奮起した。
八回2死からスミス、フリーマンの連打で一、三塁の好機を作ると、T・ヘルナンデスが右前適時打を放って試合を振り出しに戻した。そして九回2死一、三塁から大谷がセンターへ決勝のエンタイトル適時二塁打を放ってチームは連敗を4で止めた。