大谷翔平 日本選手初メジャー通算200号!6試合ぶり29号ソロ ロバーツ監督「これほど早く達成したのは驚くべきこと」

 5回、29号ソロを放ちメジャー通算200本塁打に到達した大谷(共同)
 ベンチでナインに迎えられる大谷(ゲッティ=共同)
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 「タイガース11-9ドジャース」(13日、デトロイト)

 ドジャースの大谷翔平選手(30)はデトロイトでのタイガース戦に「1番・指名打者」で出場し、五回に6試合ぶりの本塁打となる29号ソロを放ち、日本選手初のメジャー通算200本塁打を達成した。ナ・リーグ本塁打争いで2本差に迫っていた2位・オズナ(ブレーブ)との差を3に広げた。この日は4打数2安打2打点、3得点、1盗塁をマークしたが、チームは延長戦の末、サヨナラ負けを喫した。

 4万人超の観客が埋めた敵地。汗ばむ蒸し暑さの中、大谷が200本塁打に到達した。2-2の五回だった。チェンジアップを引き付け右翼ポール際へ。メジャー7年目で節目を迎え、2年連続の本塁打王へ突き進む姿にロバーツ監督も「これほど早く達成したのは驚くべきこと」と賛辞を贈った。

 初回は快足を生かして右翼線へ今季4本目の三塁打を放ち、先制のホームを踏んだ。六回は内野ゴロで打点を挙げ、四球を選んだ八回は今季23盗塁となる二盗を決めた。今季35度目のマルチ安打となる2安打、2打点、3得点の活躍だった。

 記録サイトのベースボール・リファレンスによると、大谷は投手のみの出場をのぞくと794試合目での200号だった。出場800試合以内で500打点、100盗塁と合わせて達成したのは史上初めてといい、大谷の万能ぶりを示す。

 昨年はア・リーグのエンゼルスで日本選手初の本塁打王に輝いた大谷は、ドジャースに移籍した今季も好調。ナ・リーグの本塁打王争いでトップを快走しており、2位・オズナとの差を3に広げた。4年連続の30本塁打まであと1本、日米通算250号にもあと2本に迫った。

 前日の試合でも3-3の九回に中越えへ決勝の二塁打を放ち、勝負強さを発揮した。16日に開催されるオールスター戦(アーリントン)にもファン投票で選出され、指名打者で4年連続の出場が決まっている。

 しかし、チームは九回に5点差を追い付かれ、延長戦の末にサヨナラ負けとなった。大谷の奮闘は実らず、監督も「勝利で祝えなかったね」と残念そうにつぶやいた。

 ◆日本ハム・栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー「素晴らしい記録であることはもちろんだが、さらに本塁打を積み上げていくことに意義があると思う。この先に続いていく日本人メジャーリーガーの目標になる数字を刻んでいってほしい」

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