前田健太、今季初リリーフで3回2/3無失点5K サヨナラ勝利呼び込む快投 地元ファン総立ちで称賛 先発復帰へ猛アピール 大谷との3年ぶり対決は遊撃安打

 6回を抑え、ほえる前田
 4回に3番手で登板した前田
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 「タイガース4-3ドジャース」(14日、デトロイト)

 タイガースの前田健太投手が0-3の四回から3番手で登板し、3回2/3を投げて1安打無失点、5奪三振の快投だった。中継ぎへ配置転換された後、初のマウンドで快投を披露し、先発ローテーション復帰へ猛アピールした。

 ここまで16登板で2勝5敗、防御率7・26。9日のガーディアンズ戦で三回途中6失点KOされた後に中継ぎへ配置転換された前田は3点ビハインドの四回からマウンドに立った。

 ローテーション通りであれば、本来なら先発登板する予定だった試合。36歳右腕は先頭パヘスをカウント1-2と追い込んでからスプリットで三ゴロに打ち取ると、続くロハスを外角150キロ直球で見逃し三振。ラックスをスライダーで中飛に仕留めた。

 イニングまたぎの五回は8番テイラー、9番アウトマンから連続三振。21年7月22日以来、3年ぶりに顔を合わせた大谷は甘く入ったスプリットを遊撃強襲安打にされたが、捕手ケリーが二盗を阻止。ピンチの芽を摘んだ。

 2番スミスからの好打順を迎えた六回は一死から3番フリーマン、4番T・ヘルナンデスを宝刀スライダーで連続空振り三振。前田の好投にこたえるかのように打線は四回に1点、六回に1点を返して1点差に詰め寄った。

 前田は4イニング目となった七回で2死を奪ったところでお役御免。55球を投げ終え、ベンチに戻る背番号18を地元ファンはスタンディングオベーションで称えた。

 タイガースは1点を追う九回に2点を奪ってサヨナラ勝利。前日の試合では5点ビハインドから延長サヨナラ勝ちしており、この日は前田の好投がチームに勝利をもたらす結果となった。

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