ロバーツ監督に批判の声「シンプルに采配ミス」「見直す時が来た」 2戦連続サヨナラ負け 指揮官は試合後にラミレス続投の理由説明

 「タイガース4-3ドジャース」(14日、デトロイト)

 2試合連続サヨナラ負け。SNS上では1点リードの八回から起用したラミレスを九回も続投させたドジャースのロバーツ監督に対して「シンプルに采配ミス」、「球団フロントはDR(ロバーツ監督の愛称)のパフォーマンスを見直す時が来た」などと批判的な声が上がった。

 この日のドジャースはブルペンデーとして、前日にパイレーツから獲得したばかりの中継ぎ右腕ハニーウェルを先発で起用した。同投手は3回を無失点の好投。3点リードの四回以降を4投手でつないでいったが、2番手左腕ヤーブローが2失点の誤算。1点リードで迎えた九回にイニングまたぎのラミレスが先頭に三塁打を許した後、同点適時打を浴びる。さらに右腕は2者連続で送りバントの打球の捕球ミスと悪送球を犯してサヨナラ負けを喫した。

 地元紙オレンジカウンティレジスターのプランケット記者によると、ロバーツ監督はセットアッパーのハドソンが腰の張りで登板できる状態ではなかったこと、さらに抑えのフィリップスとトライネンは2連投していため休養させたかったこと、左腕ベシアも5日間で4試合の登板過多だったことを理由に挙げてラミレス続投の理由を説明した。

 この日は前半最後の試合。ドジャースは貯金15でナ・リーグ西区首位を快走しているが、7月は4勝8敗と苦戦。5月20日以降は勝率5割の24勝24敗ともたついている。

 中でも投手陣の不振は深刻。7月の月間チーム防御率6・56はメジャー30球団ワースト。先発陣はエースのグラスノー、山本、ビューラーが故障で離脱し、期待されたミラーも不振からマイナー落ち。この日の試合も前日にパイレーツから戦力外扱いとなったハニーウェルを獲得し、先発で起用するなど、コマ不足の感は否めない。

 この日の大谷は「1番・指名打者」で出場し、4打数2安打だった。2戦連続、36度目のマルチ安打で球宴前最後の試合を締めくくった。五回には中継ぎに配置転換された前田健太投手と21年7月22日以来、3年ぶりの対戦で遊撃強襲安打を放った。

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