大谷翔平がフリーマンの逆転満塁弾呼び込む 八回に後半戦初安打のエンタイトル二塁打→ホームで絶叫 後半戦白星発進
「ドジャース4-1レッドソックス」(19日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平選手は「1番・DH」で先発出場。八回の第4打席で左翼線へエンタイトル二塁打を放って後半戦初安打をマークし、フリーマンの逆転グランドスラムを呼び込むなど4打数1安打。前半戦の連敗を止め、後半戦開幕試合を白星で飾った。
本拠地が熱狂に包まれたのは八回だ。1死一塁から初対戦となる左腕・ベルナルディーノの初球を完璧に捉えた。打球は左翼線へ飛び、フェアゾーンバウンドしてスタンドへ。エンタイトル二塁打で好機を拡大すると、スミスが歩かされて満塁となり、フリーマンが右翼へ逆転のグランドスラムをたたき込んだ。
ホーム付近で絶叫しながら殊勲のスラッガーを出迎えた大谷。序盤は苦しいゲーム展開だった。レッドソックスの高めを軸とした配球に苦しめられ、3打席連続三振。いずれも高めのボール球で第1打席、第2打席とフォーシームにバットが空を切ると、第3打席も外角高めのバックドアに対してバットに当てることができなかった。
それでもチームの勝利に直結する場面で飛び出した価値ある一打。先発のストーンが5回1失点と試合を作り、リリーフ陣も懸命にバトンをつないだ中、大きな大きな4点だ。
八回の守備では左翼・バルガスが1死一塁から左飛を捕球し、スタートを切っていた一塁走者をノーバウンド送球でアウトにする好プレー。七回には目測を誤ってフェンス際に飛んだ左飛を二塁打にしてしまうと、ベンチのロバーツ監督が思わず頭を抱えるシーンもあったが、好守備で流れを呼び込んだ。