大谷翔平 日米通算250号 高々上がった“ムーンショット”31号にロバート監督「また驚かされた」

 8回、31号ソロを放ち塁を回る大谷
 8回、31号ソロを放ちベンチでおどける大谷(共同)
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 「ドジャース6-4ジャイアンツ」(25日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手が25日(日本時間26日)、ジャイアンツ戦の八回の打席で4戦ぶりとなる31号ソロを放ち、日米通算250号を達成した。打球角度は自己記録を更新する46度のムーンショットで本拠地をどよめかせた。左肩手術を乗り越えて今季初のマウンドに立ったレジェンド、クレイトン・カーショー投手を快音で祝福した。

 青空に白球が高々と舞い上がった。自己記録を更新する打球角度46度、最高到達地点55メートルの“ムーンショット”。地元ファンのどよめきの中、一塁へ走りながら着弾点を確認した大谷は右手を上げて喜びを表現。ホーム生還と同時にさりげなく左手甲にキスし、ベンチの中で“かめはめ波ポーズ”を披露して笑顔を見せた。

 会心の一打は1点リードの八回だ。右の下手投げ、ロジャースの初球、内寄りスライダーを振り抜いた。「(打球が)ちょっと高かったので切れなければいいかなとは思っていた。切れずにいてくれたのでよかったかなと思います」。日米通算250号の区切りの数字。「知らなかったので今知った。もっともっと打てるように、継続して頑張りたい」と気持ちを新たにした。

 この日は本塁打の儀式でもあるひまわりの種シャワーを担当するT・ヘルナンデスが2番に入ったため、ロバーツ監督がまさかの代役。大谷に種を投げて笑いを誘った指揮官は、打球の軌道をゴルフにたとえ、「サンドウエッジで打ったみたいだった。46度の角度で客席の20列目まで飛ばす。ありえない。また驚かされた」と言った。

 ド軍は36歳左腕のカーショーが昨年11月の左肩手術から復帰を果たし、今季初めて先発。大谷は四回に快足を生かした左中間二塁打を放ち、38度目のマルチ安打。レジェンドの復帰をバットで祝福した。

 首位打者に返り咲き、本塁打と合わせてリーグ二冠。打点はトップを6差で追っている。「悪い打席もやっぱりあるので、結果が悪いなりにいい打席にできれば、もっともっといい打撃ができてくる」。まだ絶好調ではない。大谷がここからさらに上げていく。

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