今季初先発のメッツ・千賀にアクシデント 左ふくらはぎを痛めて苦悶の表情で倒れる 勝ち投手の権利も六回、無念の降板
「メッツ-ブレーブス」(26日、ニューヨーク)
右肩痛から復帰し、今季初先発を果たしたメッツ・千賀滉大投手がアクシデントに襲われた。
8-2で迎えた六回、先頭・ライリーの打球は内野へ高く上がったフライとなった。捕球を野手に任せようと、マウンドを降りると、一塁側へゆっくりと移動したが、その瞬間、左ふくらはぎを押さえて倒れてしまった。
苦悶の表情を浮かべる千賀にベンチからもトレーナーらが飛びだした。それでも、その後は自ら立ち上がると、ナインとハイタッチしながら、ベンチへ向かうと、そのまま降板となった。
千賀は初回、2死から死球を与えたものの無失点に抑えて、上々の立ち上がりを見せた。
しかし、二回。先頭のダーノーに左前打を許すと、1死後、デュバルにストレートを左翼ポール際に運ばれ、先制2ランを被弾。千賀は打球の行方を見届けると、がっくりと肩を落とした。
それでも打線が千賀を強力援護。三回、無死満塁からJ.D.マルティネスが満塁弾を放ち、逆転。さらにはビエントスの2ラン、アルバレスのソロとこの回3本のアーチが飛びだし、一挙7点奪って逆転した。四回にも1点を追加した。
千賀は三回以降は安打を許さず、五回も連続三振を奪うなど、三者凡退に抑えて勝ち投手の権利を得た。