大谷驚弾!打球速度自己最速タイ191キロ&超特大135メートル「感覚は今まででトップ」

 「アストロズ7-6ドジャース」(27日、ヒューストン)

 ドジャースの大谷翔平選手(30)はヒューストンでのアストロズ戦に「1番・指名打者」で出場し、三回に2試合ぶりの本塁打となる32号ソロを放った。打球速度が自己最速タイの191キロで、飛距離135メートルという自身も納得の一発を含め、3打数2安打2打点の活躍。八回には二盗を決め、自己最多タイの26盗塁としたが、チームは6-7でサヨナラ負けした。

 大谷が敵地を騒然とさせる特大アーチをかけた。1点リードの三回だ。先頭で打席に入ると、カウント2-1からの4球目。148キロの甘い直球を捉えた当たりが、右翼席最上部の階段まで届く。節目の日米通算250号から2試合ぶりの一発となり、右の人さし指を突き上げて、悠々とダイヤモンドを一周した。

 打球速度は、4月23日のナショナルズ戦で記録した6号弾に並ぶ、自己最速タイの191キロを記録。飛距離も135メートルをマークした圧巻の一発に「打った感覚は今まででもトップじゃないかなというぐらい、打感も角度も全部が良かった」と自画自賛した。

 躍動はさらに続く。4点リードの六回には、内角のカーブを左前に運ぶ適時打。この日2度目の四球で出塁した八回は、二盗を決めて盗塁数を26に伸ばし、まだ7月ながら2021年の自己最多に並んだ。

 「走る方もいいのは動けている証拠。体が不安なく動けている」と言い、打撃の好調にも結び付いている様子。自身初の「30本塁打、30盗塁」はもちろん、メジャーで過去に5人しかいない「40本塁打、40盗塁」が視野に入る勢いだ。

 ただ、チームは最大5点あったリードを守れず、まさかのサヨナラ負け。離脱者が相次ぐ中、奮闘した大谷は「今が踏ん張り時だと思う」と繰り返した。

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