アストロズ・菊池雄星、6回途中2失点 8者連続三振含む11K 勝敗つかずも上々の移籍後初先発

 レイズ戦の6回途中で降板し、ベンチで迎えられる菊池(共同)
 レイズ戦に先発で移籍後初登板した菊池(共同)
 レイズ戦に先発で移籍後初登板した菊池(共同)
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 「アストロズ-レイズ」(2日、ヒューストン)

 アストロズ・菊池雄星投手が移籍後、初先発し、5回2/3を投げ、3安打2失点11奪三振で降板した。

 圧巻の“奪三振ショー”だった。初回、先頭打者のディアスに2球目を左翼へ二塁打を許すと、続くカールソンに左中間へ2ランを浴び、わずか6球で失点した。

 しかし、ここから一変、持ち前に速球に加えてチェンジアップが冴えに冴えた。三回1死では、初回に本塁打を許したカールソンをチェンジアップで空振りの三振を奪ってお返しすると、ここからエンジン全開。続く打者も三振に仕留めると、続く四回には三者三振。味方打線が2点を奪って追いついた直後の五回も三者連続三振で8者連続三振の“奪三振ショー”を披露した。

 六回、先頭打者をフルカウントから歩かせて、連続三振はストップしたものの、続くカールソンを三振に仕留めた。2死からこの日3つ目の四球を与えて、2番手のスコットにマウンドを譲った。勝敗こそつかなかったが、上々の“デビュー戦”となった。

 今季、ブルージェイズとの3年契約が最終年を迎えた菊池はチームの低迷もあり、早くから移籍が取りざたされていた。トレード期限直前の7月29日に若手3選手との交換でア・リーグ西地区で首位争いを繰り広げるアストロズに移籍。エース・バーランダーら主力投手を故障で欠く中、先発投手として期待をかけられている。

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