アストロズ・菊池 移籍後初登板で8者連続K 白星逃すも「ほっとしている」
「アストロズ3-2レイズ」(2日、ヒューストン)
アストロズ・菊池が移籍後初登板でいきなり球団史に名前を残した。三回1死から8者連続三振。2年前にバーランダーが記録して以来となる球団記録に並んだ。試合中、バーランダーから「たった8かよ?」といじられるまで記録には気付かなかったという。白星は逃したがチームの勝利に貢献し「ほっとしている」と喜んだ。
移籍が決まると、首脳陣から膨大なデータを示され、これまで1試合で3、4球投げるかどうかだったチェンジアップを「もっと使えば違う打ち取り方ができる」と説得された。一回は先頭に二塁打、続く打者に2ランを許したが、ともに直球。これで吹っ切れた。
指示通りにチェンジアップを多投して六回途中で11三振を量産。「取って良かったなとフロントやファンに思ってもらえる成績を残していきたい」。地区優勝を争う終盤戦へ、気を引き締めた。