ドジャース・フリーマン「胸が張り裂けそうな思い」 9戦ぶり復帰 ギラン・バレー症候群の愛息が退院 大谷らチーム一丸Tシャツで応援

 「ドジャース-フィリーズ」(5日、ロサンゼルス)

 ギラン・バレー症候群を発症した愛息を看病するため7月26日からチームを離れていたドジャースのフレディ・フリーマン内野手が「3番・一塁」で9戦ぶりに戦列復帰。試合前に会見を行い、三男・マキシマスくん(3歳)が2日前に退院し、快方に向かっていることを涙ながらに報告した。

 何度も声を詰まらせ、涙をぬぐった。フリーマンによると、マキシマスくんに異変が起こったのは7月22日。一時は自力では立てず、呼吸ができなくなるほど、症状が悪化し、「3歳の子が自分の力で呼吸できなくなるのを見るのが一番つらかった。胸が張り裂けそうな思いだった」と涙。25日まで本拠地の試合に出場したが、「自分はここにいたけど、心ここにあらずだった」と、プレーに集中できなかった苦しさを吐露した。

 26日からの遠征には帯同せず、愛息の看病に専念した15年目のベテランは「正直、野球のことは考えられなかった」と本音。フリードマン編成本部長からは「準備ができたらチームに戻ってきてほしい」と伝えられたことを明かし、チームのサポートに感謝した。

 球団はマキシマスくんの一日も早い回復を祈って応援Tシャツを作製。胸の部分には愛称の「MAX」と「STRONG」を合わせた「#MAXSTRONG」、背中には背番号「5」と「FREEMAN」が入ったドジャーブルーの1枚を選手や首脳陣、球団関係者全員が着用した。大谷と山本も応援Tシャツを着て試合前にキャッチボールを行った。

 チームはフリーマンの復帰に伴い、6月に契約を結んだビジオをメジャー40人枠から外したと発表。メジャー6年目、29歳の同内野手はブルージェイズで開幕を迎えたが、44試合で打率・200と振るわず、戦力外に。ドジャース移籍後は30試合に出場したが、打率・192と結果を残すことはできなかった。

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