ドジャース・フリーマン、感動の戦列復帰 ギラン・バレー症候群の愛息が退院 地元ファン総立ちで迎える 相手チームも祝福

 「ドジャース-フィリーズ」(5日、ロサンゼルス)

 ギラン・バレー症候群を発症した愛息を看病するため7月26日からチームを離れていたドジャースのフレディ・フリーマン内野手が「3番・一塁」で9戦ぶりに戦列復帰。初回の打席は空振り三振だった。

 本拠地スタンドが総立ちで迎えた。一時は自力で立てなくなり、呼吸困難にも陥った愛息を看病し続けたスラッガーの復帰。フリーマンはヘルメットを取り、観客席をぐるりと見渡しながら、上げた右手で左胸を叩いて感謝の気持ちを表現。涙をこらえるように空を見上げた。

 敵であるはずのフィリーズの選手たちも復帰を祝福。捕手のスタッブスはフリーマンの肩を叩き、野手の中には帽子を取って拍手を送った。ベテランスラッガーは相手ベンチの方に向かって感謝する仕草を見せた。

 フリーマンは試合前に会見を行い、三男・マキシマスくん(3歳)が2日前に退院し、快方に向かっていることを涙ながらに報告。「3歳の子が自分の力で呼吸できなくなるのを見るのが一番つらかった。胸が張り裂けそうな思いだった」。離脱中は「正直、野球のことは考えられなかった」と本音を明かし、何度も声を詰まらせ、涙をぬぐった。

 球団はマキシマスくんの一日も早い回復を祈って応援Tシャツを作製。胸の部分には愛称の「MAX」と「STRONG」を合わせた「#MAXSTRONG」、背中には背番号「5」と「FREEMAN」が入ったドジャーブルーの1枚を選手や首脳陣、球団関係者全員が着用した。大谷と山本も応援Tシャツを着て試合前にキャッチボールを行った。

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