山本由伸、9月復帰へ全力投球できるまで回復「どんどん感覚よくなっている」 ブルペンで151キロ計測 右肩腱板損傷で長期離脱
右肩腱板損傷のため60日間の負傷者リストに入っているドジャースの山本由伸投手が9月の復帰を目指し、順調にリハビリを進めている。
3日と6日にはブルペンに入って投球練習。「1回目より2回目の方が感覚は良かった。思い切りボールが投げられている。そこが一番かなと思います」。その言葉どおり、球速は故障前の投球練習時と変わらない151キロを計測。「スプリット、カーブ。カットボールも何球か投げました。徐々に実戦で使えるぐらいの感覚を目指して少しずつ練習していこうと思ってます」と明るい表情で話す。
昨オフにオリックスからポスティングシステムを使ってドジャースと12年の長期契約で合意した。メジャー1年目はここまで14試合に先発して6勝2敗、防御率2・92。中でも直近9登板は5勝1敗、防御率2・25と期待に応える投球を披露していた。
チームはナ・リーグ西地区の首位を走っているが、山本が離脱した6月16日以降の戦績は23勝20敗。その間の先発陣の成績は10勝11敗、防御率4・74と精彩を欠いており、NPB投手4冠の力なしにはプレーオフを勝ち抜くことはできない。
「けがをした時から(球団からは)10月に大事な試合(プレーオフ)があるから焦らなくていいよ、という声掛けはしていただいてます」。
週明けには負傷後初めてチームの遠征に帯同。試合前のフィールドで自軍打者を相手に実戦形式の投球練習を行う予定だ。「トレーナーさんやチームの関係者と話し合いながら(今後の)スケジュールを組んでいくことになると思うんですけど、9月に投げられると思います」。山本が万全の状態でマウンドに戻ってくる。