ドジャース大谷35号 キング譲らん2位と2差 本拠地どよめく137メートル弾で首位打者も奪回

 3回、35号2ランを放ちホームを踏むドジャース・大谷(共同)
 3回、特大弾を放つドジャース・大谷(共同)
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 「ドジャース9-5パイレーツ」(9日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手(30)が9日(日本時間10日)、本拠地で行われたパイレーツ戦に「1番・指名打者」で出場し、3戦ぶりとなる35号2ランを放った。本塁打王争いは2位オズナ(ブレーブス)に1差の単独トップ。打率は・302で2位アラエズ(パドレス)を1毛上回り、前日に失った首位打者の座を奪回した。チームは連敗を2で止めた。

 『確信歩き』で夜空を見上げた。1点リードの三回1死一塁の打席。10打席連続ノーヒットの大谷がカウント1-2と追い込まれながら内角低めスライダーを読んでいたかのように完璧に捉えた。飛距離448フィート(約137メートル)の大アーチ。センターバックスクリーンの右に弾んだ打球に本拠地が大きくどよめいた。

 大谷が今季、440フィート(約134メートル)以上の本塁打を記録したのは11本目。MLB公式サイトのラングス記者によると、ド軍の球団記録は12本。シーズン中の記録更新を確実なものにした。

 ここまで35本の本塁打をベンチから目撃してきたロバーツ監督は「彼は私たちを驚かせ続けている。彼のような打球は見たことがない」と舌を巻く。現役時代の同僚で、年間73本塁打の記録を持つボンズを「史上最高の打者」としながら「ショウヘイほど強い打球を打てる選手を今まで見たことない」と、打球のすさまじさを口にした。

 この日は4打数1安打で打率を微減させたが、前日に失った首位打者の座を1日で奪回。キング争いでも単独トップを維持している。

 年間ペースは48本塁打&44盗塁。三冠王、トリプルスリー、MLB史上5人しか達成していない「40本塁打&40盗塁」の可能性を秘めている。残り46試合。自身初の地区優勝に向けて勝利に貢献していけば、個人タイトルや偉業への道はおのずと開かれていく。

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