大谷翔平 三塁打も4度の得点機に凡退 指揮官珍しく注文「スイングが少し大きすぎる」
「ドジャース6-5パイレーツ」(11日、ロサンゼルス)
右翼線を転々とする打球を見て快足を飛ばした。9打席連続無安打で臨んだ六回の打席。ドジャースの大谷翔平選手がスライディングで三塁を陥れ、本拠地を沸かせた。
しかし、この日の見せ場は1打席だけ。二回、四回、八回、延長十回。得点圏に走者を置いた4度の打席でことごとく凡退。フィールドが大きなため息に包まれた。
大谷は8月9試合で3本塁打を記録しているが、月間打率は・179(39打数7安打)。得点機は9打数無安打とプチスランプに陥っている。ロバーツ監督は「スイングが少し大きすぎるように見える」と、大谷の現状を分析しながら「1点が欲しい場面で必要なのは外野フライであって本塁打ではない。ファウルや空振りするのは力んでいるからだと思う」と、珍しく注文をつけた。
ド軍は大谷の後ろを打つT・ヘルナンデスが延長十回にサヨナラ適時打。3連勝で2位のパドレスとダイヤモンドバックスに3・5ゲーム差をつけ、首位を守った。
試合後の大谷は遠征地ミルウォーキーに移動した。今後の6カード20試合はすべて勝率5割超との対戦が待っている。打率は4カ月ぶりに打率3割を切り、本塁打数ではオズナ(ブレーブス)に並ばれた。個人タイトルとプレーオフ。大谷がチームとともに正念場を迎えようとしている。