大谷翔平「1番・DH」 ベッツ「2番・右翼」46戦ぶり復帰でビッグ3復活!打順入れ替え カーショー今季初星目指す ロサリオ“戦力外”

 「ブルワーズ-ドジャース」(12日、ミルウォーキー)

 ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で、出場することが発表された。左手死球骨折で負傷者リスト入りしていたムーキー・ベッツ内野手が「2番・右翼」で46試合ぶりに戦列復帰。約2カ月ぶりのビッグ3復活でチームの4連勝、さらには今季4度目の登板となるレジェンド左腕、クレイトン・カーショー投手の初白星をアシストする。

 球団はベッツのベンチ枠を空けるために7月末のトレード期限前にレイズから獲得したロサリオをメジャー40人枠から外した。

 ベッツ不在中のチームの戦績は25勝20敗。ベッツの代役として2番から1番に打順を上げた大谷の45試合の打席成績は打率・280、16本塁打、37打点、17盗塁、OPS・1・042。

 大谷はここまで115試合に出場し、ナ・リーグ4位の打率・298、同1位タイの35本塁打、同2位の73打点をマークし、三冠王を狙える位置にいる。また、同3位の32盗塁を記録し、トリプルスリーや史上6人目の「40本塁打・40盗塁」も射程圏内にとらえている。

 8月は9試合で3本塁打を放っているが、月間成績は打率・179(39打数7安打)、出塁率・214と安定感を欠く。13連戦の真っただ中。この日から6カード、20試合は勝率5割以上の強敵との戦いが続く。チームは地区首位を堅守しているが、3・5ゲーム差内に3球団がひしきめき合っており、大谷にとってもチームにとっても正念場の20試合となる。

 今季のベッツは72試合の出場で、打率・304、10本塁打、40打点、9盗塁、OPS・892。開幕直言に遊撃手にコンバートされ、攻守でチームをけん引していたが、送球に難を見せており、球団は復帰後の守備位置を昨季までのメーンポジションだった右翼への再コンバートを決定。また、大谷が1番で好調なことから打順の入れ替えを決めた。

 ベッツの2番復帰に伴い、打順の入れ替えを敢行。2番T・ヘルナンデスを4番に、4番で精彩を欠いていたスミスを6番に下げた。

▽ドジャースのラインアップ

1番・DH 大谷       打率・298 35本塁打 83打点 OPS1・001

2番・右翼 ベッツ      打率・304 10本塁打 40点 OPS・893

3番・一塁 フリーマン    打率・289 17本塁打 71打点 OPS・891

4番・左翼 T・ヘルナンデス 打率・275 26本塁打 79打点 OPS・850

5番・二塁 ラックス     打率・246 6本塁打 39打点 OPS・667

6番・捕手 スミス      打率・247 15本塁打 61打点 OPS・757

7番・遊撃 ロハス      打率・270 3本塁打 23打点 OPS・712

8番・三塁 K・ヘルナンデス 打率・214 7本塁打 26打点 OPS・619

9番・中堅 キアマイヤー   打率・188 4本塁打 18打点 OPS・529

   投手 カーショー    0勝2敗 防御率4・38

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