大谷翔平、ベッツ復帰祝う36号2ラン いきなりアベック弾 敵地どよめく プチスランプ脱出へ キング争い並ばれたオズナを突き放す

 「ブルワーズ-ドジャース」(12日、ミルウォーキー)

 ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、2点リードの五回の打席で36号を放った。左手死球骨折から46試合ぶりに復帰し、「2番・右翼」で出場したベッツが三回に11号先制2ラン。待望のアベック弾で今季初白星を目指すカーショーを援護した。ナ・リーグ本塁打王争いでトップに並んでいたオズナ(ブレーブス)を突き放した。

 大谷は前日のパイレーツ戦で六回に10打席ぶり安打となる右翼線三塁打を放ったが、4度の得点機に凡退。 8月は9試合で3本塁打を放っているが、月間成績は打率・179(39打数7安打)、出塁率・214と安定感を欠いている。

 この日の三回までの2打席は凡退していた。

 大谷はここまで115試合に出場し、ナ・リーグ4位の打率・298、同1位タイの35本塁打、同2位の73打点をマークし、三冠王を狙える位置にいる。また、同3位の32盗塁を記録し、トリプルスリーや史上6人目の「40本塁打・40盗塁」も射程圏内にとらえている。

 チームは13連戦の真っただ中。この日から6カード、20試合は勝率5割以上の強敵との戦いが続く。チームは地区首位を堅守しているが、3・5ゲーム差内に3球団がひしきめき合っており、大谷にとってもチームにとっても正念場の20試合となる。

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