大谷翔平 36号!再びリーグ単独キング ベッツとアベック弾「いるだけで打線の厚み全然違う」
「ブルワーズ2-5ドジャース」(12日、ミルウォーキー)
ドジャースの大谷翔平選手(30)がミルウォーキーでのブルワーズ戦に「1番・指名打者」で出場。2-0の五回にナ・リーグ単独トップに立つ36号2ランを放つなど、3打数1安打2打点だった。左手骨折からの復帰戦となったベッツは2ランを放つなど3打点と、2人で全得点をたたき出して4連勝に貢献した。
大谷が、左手骨折から復帰して2番に座ったベッツと見事な協奏曲を奏でた。三回にベッツが左翼に先制2ランを放ち、五回は大谷が左中間席へ36号2ランを放り込む。3ボールから外角直球を捉え「アグレッシブに行きたいと思っていた。相手からしたらケアしないといけない打者がたくさん後ろに控えている。甘く来たら行くぞという姿勢を、どのカウントでも崩さないようにしたい」と相乗効果を強調した。
さらに共同作業は続く。4-2と追い上げられた直後の七回。2死から四球を選んだ大谷が、今季33個目の盗塁を決めた。得点圏に進み、ベッツの右前打で生還。2人の力でチームの全5得点を生み出し「(ベッツが)いるだけで打線の厚みが全然違う。帰ってきた試合で勝てたのは、チームにとっても大きい」と実感を込めた。
大谷はメジャー史上5人しかいない「40本塁打、40盗塁」の偉業にまた一歩近づいた。1番打者として好機を演出する役目を自覚し「盗塁でスコアリングポジションに進むことも大きい仕事。その結果、いければいい」と大記録を見据えた。
試合後、ドジャース専門メディアの「ドジャースネーション」は公式Xで「ドジャースは今季、ムーキー・ベッツと大谷翔平が一緒にプレーした試合で43勝28敗の好成績を収めている。今年彼らが同じ試合で本塁打を打つのは3度目」と投稿。フリーマンも含め“MVPトリオ”が久々に顔をそろえた中での快勝で、さらに勢いに乗る。