大谷翔平、4戦ぶり無安打2盗塁 35盗塁で史上6人目の偉業近づく ベッツ痛恨適時失策逆転負け6連勝ならず ゲーム差最少2・5

 2回、二盗を決める大谷
 2回、三盗を決める大谷(17)
 7回、見逃し三振に倒れた大谷
3枚

「ブルワーズ5-4ドジャース」(14日、ミルウォーキー)

 ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、4打数無安打1得点だった。4試合ぶりにノーヒットだったが、二回に2盗塁を記録してシーズン35盗塁。史上6人目の「40本塁打・40盗塁」達成にまた一歩前進した。チームは逆転負けで連勝は5でストップ。ナ・リーグ西地区首位の座を守ったが、2位のパドレスとダイヤモンドバックスがともに勝ち、ゲーム差は今季最少の2・5となった。

 初回の打席は三失で出塁し、後続の押し出し四球で先制のホームイン。続く二回の打席は四球を選び、二盗、三盗をきっちり決めてシーズン35盗塁とし、史上6人目の「40本塁打・40盗塁」に大きく前進した。四回は左直に倒れ、過去の対戦打率・407、5本塁打と相性の良い右腕モンタスを攻略できなかった。

 1点を追う七回は先頭で見逃し三振。3番手左腕ケーニッグに対し、ファウル、空振りで追い込まれた後、ほぼ真ん中156キロシンカーにバットは反応できなかった。

 1点を追う九回は先頭で左飛。抑えウィリアムスに対し、初球チェンジアップを空振りした後、外角高め153キロ直球を打ち上げた。

 ドジャースの先発ビューラーは右股関節炎症から2カ月ぶりに復帰。6月18日以来のマウンドに立った右腕は初回に3点の援護を受けたが、その裏の投球で先頭から3者連続四球と不安な立ち上がり。中堅キアマイヤーの時速159キロ返球本塁刺殺などで無失点に抑えたが、二回にソロ、適時三塁打などを浴びて3失点。さらに四回には先頭を四球で歩かせた後に二盗を許す。1死から内野安打で勝ち越し点を献上してKOされた。

 ドジャースは1点を追う七回に代打ロハスが同点適時打。終盤で追いつく粘りを見せたが、七回2死二塁の守備で右翼ベッツが走者に気を取られ、ゴロ打球を後逸して適時失策。この日チーム3失策目となる痛恨エラーで勝ち越された。

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