大谷翔平 鮮やか二盗&三盗「35本塁打、35盗塁」はメジャー史上2位タイのスピード記録
「ブルワーズ5-4ドジャース」(14日、ミルウォーキー)
ドジャースの大谷翔平選手(30)は、ブルワーズ戦に「1番・指名打者」で出場。4打数無安打だったが、二回に2盗塁を決め今季35盗塁とした。現在37本塁打を記録している中、出場118試合目での「35本塁打、35盗塁」はメジャー史上2位タイとなるスピード達成。メジャー史上6人目の「40本塁打、40盗塁」にも前進した。4-5で敗れたチームは連勝が5で止まった。
快音こそ響かなかったが、足で魅せた。大谷は二回1死から四球で出塁。余裕を持って二盗を成功させると、2アウトから抜群のスタートで三盗も決めた。得点にはつながらなかったが、快足を発揮した。
鮮やかな足技で記録した2盗塁で、シーズン35盗塁となった。シーズン41試合を残して、49本塁打・46盗塁ペース。メジャー史上6人目の「40本塁打、40盗塁」へ前進しただけでなく、これで「35本塁打、35盗塁」となった。
これは球団では、11年のケンプ以来、13年ぶりとなる史上2人目の記録。さらに、大リーグ公式サイトのラングス記者によると、出場118試合目での達成はエリック・デービス(87年)の115試合に次ぎ、アレックス・ロドリゲス(98年)に並び、史上2番目のスピードとなった。
チームは4-4に追い付いた直後の七回に守備で痛恨のミスが出た。1死二塁で右翼手ベッツが正面の右前打を後逸して勝ち越し点を献上。連勝が5で止まり、ベッツは「走者を気にしすぎてしまった」と責任を背負い込んだ。大谷も無安打に終わったものの、その中で示した存在感はさすが。試合前には昨年9月の右肘手術後、初めてキャッチボールの相手を座らせて、実際の投手と捕手の距離で12球を投げた。球団スタッフの計測では89マイル(約143キロ)を記録。今季の躍動とともに、来季の投手復帰にもまた一歩、前進した。