「タイガース２－１マリナーズ」（１５日、デトロイト）

　タイガースの前田は、中継ぎ転向後最長となる５回２／３を投げ１安打無失点の好投で、チームの逆転勝利を呼び込んだ。

　０－１の二回に２番手で登板し、先頭を内角高めの速球で空振り三振。六回１死からも高めの速球を決め球に３球三振を奪い「フォーシームの高めで空振りを取れたのがよかった。ああいう三振はうれしい」と喜んだ。

　五回は１死一、三塁のピンチを迎えたが、３番アロザレーナをスプリットで浅い中飛、次打者も一直に打ち取り「１点を与えなかったことによって勝ちにつながったとは思う」と胸を張った。

　不振で７月中旬に先発から配置転換された。救援では６試合に登板し、防御率３・２８。投球フォームがようやく固まり「フォーシームのスピードが安定してきたのが良くなってきた要因」と言う。「球数、イニングは先発とあまり変わらないし、いい内容が続いているので、何かきっかけをつかめれば」と前向きに話した。