大谷翔平 4戦ぶり38号&2盗塁、2得点及ばずチーム敗戦 1カ月ぶり復帰のミラー5回途中4失点振るわず
「カージナルス5-2ドジャース」(17日、セントルイス)
ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、五回に38号ソロを放つなど、3打数1安打1四球、1打点、2得点、2盗塁だった。唯一、本塁打のなかったカージナルス戦でホームランを記録し、日本選手で初めてMLB全30球団制覇を達成。打って走って存在感を示したが、7月9日以来の登板となった先発ミラーが五回途中4失点と振るわず、チームは敗れた。
大谷は前日に続いてMLB企画イベント「プレーヤーズ・ウィークエンド」に合わせ、愛犬デコピンのイラストが入った特製スパイクと「改善」などの文字が刻まれたバットでプレー。
先発右腕パランテに対し、初回の打席は四球で出塁した後、36盗塁目となる二盗を成功させ、フリーマンの適時打で先制のホームを踏んだ。
三回は先頭で空振り三振の後に振り逃げで出塁。2球連続空振り、ファウルの後、外角ワンバウンドのナックルカーブが暴投になったが、本人はバットを止めたつもりで打席を外す仕草から慌てて一塁へ走った。1死から3番フリーマンの打席でふたたび二盗成功。シーズン37盗塁とした。
会心の一本は、2点を追う五回2死。カウント1-1から甘く入ったナックルカーブを逃さず、右翼ブルペンまで運んだ。角度21度の低空弾。昨年3月のWBCでともに日本代表の世界一に貢献した右翼ヌートバーの頭上を越えた。
2点を追う八回は左腕ロメロに左飛。カウント1-2と追い込まれ、外角低めスライダーにバットを伸ばしたが、力のない飛球が上がった。
大谷は8月15戦6本塁打。キング争いでは2位オズナ(ブレーブス)との差を3に広げ、メジャー史上6人目の「40本塁打・40盗塁」にまた一歩近づいた。