大谷翔平、2戦連発39号先制ソロで勝利に貢献 キング争い独走態勢 カーショー6回無失点好投2勝目 ヌートバー意地の代打弾
「カージナルス1-2ドジャース」(18日、セントルイス)
ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、五回に2試合連発となる39号ソロを放つなど、5打数1安打1打点だった。先発カーショーが6回4安打無失点で2勝目。3投手の継投で逃げ切り、同3連戦を2勝1敗で勝ち越した。
昨季サイ・ヤング賞投票で2位に入り、今季はここまで11勝の好右腕グレイに対し、初回の打席は空振り三振。初球、高めの148キロ直球ストライクを見送った後、ボール、ファウルでカウント1-2とし、4球目の内角低めスイーパーにバットは空を切った。
三回は先頭で三飛。1ボールから外角直球ストライクを見送り、カウント1-1からやや内寄りカットボールを三塁手の後方へ打ち上げた。
快音は両軍無得点の五回。初球、甘く入ったカーブを逃さず、右中間ブルペンへたたき込んだ。打球速度183キロ、飛距離121メートル、打球角度22度の低空弾で敵地をどよめかせた。
大谷の一発が呼び水となり、5番ロハスが1死一、三塁から適時打を放って2得点目。四回まで1安打無失点と好投していた先発カーショーを援護した。
七回の打席は3番手左腕リベラトーレに見逃し三振。9球粘ったが、フルカウントから見送った外角156キロ直球に球審の右手が上がった。
1点リードの九回の打席は一ゴロ。5番手左腕キングの初球、ストライクになる151キロシンカーを見送った後、内角シンカーを打ったがゴロ打球だった。
大谷はMLB企画イベント「プレーヤーズ・ウィークエンド」に合わせ、同2連戦は愛犬デコピンのイラストが入った特製スパイクと、「改善」などの文字が刻まれたバットでプレー。前日には2盗塁でシーズン37盗塁としており、史上6人目の「40本塁打・40盗塁」達成は秒読み段階に入った。
カージナルスは昨年3月のWBCで日本代表の世界一に貢献したヌートバーが2点を追う八回に代打で出場。3番手ハドソンに対し、フルカウントから8球目、外寄り153キロ直球を右中間ブルペンへ運んだ。完封を阻止する8号ソロで意地を見せた。