ドジャース ロバーツ監督「容赦のない打線」マンシーの復活弾でベストメンバーそろう「ようやく満足している」
「ドジャース3-0マリナーズ」(19日、ロサンゼルス)
ドジャースは今季11度目の完封勝ちで、連勝。MLB最多勝利数となる74勝目をマークしたが、デーブ・ロバーツ監督は「容赦のない打線。7番にいるということはそういうことだ」とマンシーの復帰即一発に目を細めた。
0-0で迎えた七回、ラックスが先制ソロを放って均衡を破ると、なおも1死一塁からマンシーが右翼へ10号2ランをたたき込んだ。「スイングの感じはすごくよかった」と本人が語れば、指揮官は「マックスが今夜戻ってきて大事な場面でホームランを打ってほっとしている。野手に関してはようやく健康な状態になって満足している」と目を細めた。
マンシーは右脇腹痛のため5月15日のジャイアンツ戦を最後に長期離脱。メジャー9年目の今季は40試合、打率・223、9本塁打、28打点、OPS・798をマークしていた。故障発覚後、当初はオールスター前の復帰が有力視されていたが、回復が思わしくなく負傷者リスト入りが長引いていた。
「長い長い3カ月だった。ようやく復帰して、一番重要なのは健康な状態で出場することだと感じ、こうしてチームの勝利に貢献することができた。自分にとって本当に最高の瞬間だった」とマンシー。静かに喜びを噛みしめた。
チームは激しいプレーオフ争いを繰り広げており、ナ・リーグ西地区ではパドレス、ダイヤモンドバックスともに勝ったためゲーム差は変わらず。フリーマンが右手中指の亀裂骨折を負いながら強行出場しているとは言え、野手はベストメンバーがそろい、勢いが加速しそうな状況だ。