大谷翔平は2安打1盗塁 史上6人目の「40-40」にあと本塁打1盗塁2に迫る ド軍は3連勝で今季最多貯金23に
「ドジャース6-3マリナーズ」(20日、ロサンゼルス)
ドジャースは3連勝で、貯金を今季最多の23とした。大谷翔平選手は「1番・DH」で先発出場し、5打数2安打1盗塁だった。
大谷はMLB企画イベント「プレーヤーズ・ウィークエンド」に合わせて作製し、16日から使用している愛犬デコピンのイラストが入った特製スパイクをこの日も履いて打席に立った。
マリナーズの先発、25歳のミラーに対し、初回の打席は空振り三振。カウント2-2から6球目、外角低めのスプリットにバットは空を切った。
やり返したのは3点を追う三回の打席。2つのスライダーストライクにバットを止めるなどしてカウント2-2と追い込まれながら決め球の低めスプリットにしっかりとタイミングを合わせて右中間三塁打。敵の中継プレーが乱れる間に好判断で三塁へ滑り込んだ。11日のパイレーツ戦以来、9戦ぶりシーズン6本目のトリプル。持ち味の快足を生かしたプレーで地元ファンを興奮させた。
ドジャースの先発ビューラーは三回までに3点を失う苦しい投球。左股関節炎症から復帰した前回14日のブルワーズ戦に続き、先発の役割を果たせず、四回でマウンドを降りた。
ドジャース打線は四回にラックスの10号、前日に復帰したばかりのマンシーの2戦連発11号ソロで2点を奪取。大谷は2死一塁、一発出れば逆転の打席に立ったが、2番手右腕スナイダーに対し、カウント2-1から内角高めカットボールを打って投ゴロ。相手投手の背面キャッチに阻まれた。
1点を追う七回1死二塁の好機は4番手右腕ムニョスに一直。初球の142キロ内角低めスライダーを空振りした後、ボールを挟み、外角低めスライダーを打ったが、打球は野手の正面だった。
直前でヘイワードの勝ち越し3ランが生まれた直後の八回の第5打席では痛烈なフェンス直撃打を放ったが、当たりが良すぎたあまり二塁に進めず、単打となった。一塁を回った後、慌てて戻った。打球速度は186キロだった。しかし、直後に38個目の盗塁に成功。史上6人目の40本塁打40盗塁まで、本塁打あと1本、盗塁はあと2つに迫った。第2打席で三塁打を放っており、5日のフィリーズ戦以来14戦ぶり、43度目のマルチとなった。