ドジャース・ヘイワード事実上の戦力外 テーラー戦列復帰 球団発表 同僚からの信頼厚い15年目ベテラン ベッツ右翼再コンバートで控えに

 大谷翔平、山本由伸両選手が所属するドジャースは22日(日本時間23日)、メジャー15年目のベテラン、ジェイソン・ヘイワード外野手をメジャー40人枠から外し、股関節痛で負傷者リスト入りしていたユーティリティのクリス・テーラーが戦列復帰すると発表した。

 9日に35歳になったヘイワードはメジャー15年目の今季は腰痛と膝のけがで2度の負傷者リストに入ったため、63試合の出場にとどまり、打率・208、6本塁打、28打点、OPS・682。左手死球骨折から復帰したベッツが遊撃から右翼へ再コンバートされたことで出場機会が失われたが、20日のマリナーズ戦では代打決勝3ランを放ち、存在感を示していた。

 人格者としても知られ、チーム内では選手や首脳陣からの信頼も厚い選手。ベンチ内では常に大谷らに声を掛け、コミュニケーションを取った。前日22日の試合で起こった選手間の口論からの乱闘騒ぎの際にはいち早くベンチから飛び出し、仲裁に入る姿勢を見せるなど、チームリーダー的な存在だった。

 07年ドラフト1巡目、全体14位でブレーブスに入団。10年にメジャーデビューし、堅守強打の外野手として打率・277、18本塁打、72打点をマークし、球宴にも選出された。ゴールドグローブ賞を5度受賞した。カブス時代の16年には球団108年ぶりのワールドチャンピオンに貢献した。通算成績は1766試合、打率・257、180本塁打、709打点、OPS・748。

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