「ドジャース－レイズ」（２３日、ロサンゼルス）

　ドジャースの大谷翔平選手が「１番・指名打者」で出場し、３点ビハインドの四回の打席で６試合連続安打となる遊撃内野安打で出塁。すかさず二盗を成功させて今季メジャー２人目の４０盗塁を達成するともとに、史上６人目の「４０-４０」まで１本塁打とした。

　昨年９月に受けた右肘手術のため、メジャー７年目の今季は打者に専念している大谷。キャンプでは走力アップのトレーニングに時間を割き、開幕から盗塁を積み上げてきた。特に体力の消耗が激しくなる夏場にギアを上げ、７月に自己最多となる月間１２盗塁。出場１０４試合目の７月２８日のアストロズ戦では２７盗塁目を成功させ、２１年の自己最多記録を更新。８月は７試合を残し、すでに１２盗塁目を記録している。

　８月は２０試合で８本塁打を記録しているが、月間打率は前日まで・１９８（８１打数１６安打）、出塁率・２５８と安定感を欠いている。シーズン終盤に向けて復調が待たれるなか、足でチームの勝利に貢献している。