「40-40知らなかった」レイズ外野手が大谷翔平の記念球を客席へ投げ返したわけ 劇的サヨナラ満塁弾で偉業達成

 「ドジャース-レイズ」(24日、ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平選手が史上6人目の「40本塁打-40盗塁」を達成した23日の試合で記念球を観客席に投げ返したレイズのホセ・シリ外野手が試合前に取材に応じ、同選手のホームランが40本目だとは知らなかったと明かした。

 大谷は同点の九回裏二死満塁の場面でセンター右へ自身初のサヨナラ弾をグランドスラムで決め、偉業を達成した。飛距離119メートルの打球を追ってフェンス前で跳んで捕球を試みたシリは「ウォーニングトラック(フェンス前)まで行くのは分かっていたけど、フェンスを越えるとは思っていなかった。自分のところに来た飛球はいつも捕るつもりで追っている。でも、あの打球は完全に越えていた」と振り返った。

 ところが、一度スタンドに入った打球が跳ね返り、フィールドに戻ってくるハプニング。記念球だと知っていれば、本人に返す可能性も十分にあったが、サヨナラ負けだったこともあってか、観客席へ投げ返してしまった。「あの時は何も考えていなかった。『40-40』のこととかも知らなかった。試合が終わったからファンにあげたんだ」とシリ。お宝を手にしたファンには「良かった。楽しんでほしい」との言葉を送った。

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