大谷翔平の記念球「公式には認められない」ドジャース広報部が見解 特別な刻印なく行方不明 売買は当人同士の価値判断に
「ドジャース-レイズ」(24日、ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平選手が23日のゲームでサヨナラ本塁打を放ち、MLB史上6人目となる「40本塁打-40盗塁」の偉業を達成。その記念球はレイズのシリがスタンドに投げ入れ行方不明となっているが、ドジャース広報部は今後、記念球を手にしたファンが現れても「公式には認められない」との見解を示した。
大谷が放った打球は右中間席のファンがキャッチし損ねてグラウンドへ。そのボールを手にしたシリが「知らなかった」と再びスタンドへ投げ入れてしまった。仮にシリがスタッフに手渡していれば…特別な認証シールが貼られた瞬間に“記念球”として価値が生まれるという。
松井秀喜超えを達成したメジャー通算176号の際には、あらかじめボールに特別な刻印が施されていたが、今回はなかった。それだけに球団としては公式な記念球とは認めることができず、売買の対象となる場合は、当人同士の価値判断になるとの見通しを示した。