大谷翔平 盗塁成功率91%超と屈指の高さ 「40-40」の5人を大きく上回る

 「ダイヤモンドバックス9-10ドジャース」(30日、フェニックス)

 人類初の金字塔を打ち立てた。ドジャースの大谷翔平選手(30)が30日(日本時間31日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦の二回に43盗塁目をマークすると、八回には2試合ぶりの本塁打となる43号ソロ。「43本塁打-43盗塁」はMLB史上初の快挙。残り27試合。夢の「50本塁打-50盗塁」が現実味を帯びてきた。

 持ち前のパワーに加えて快足も際立つ大谷は「リスクをしっかり考える」と強調していたように、今季の盗塁失敗はわずか4度だ。成功率は91%超と屈指の高さを誇り、「40本塁打、40盗塁」に到達した過去の5選手を大きく上回る。

 5人の中では1996年に「42本塁打、40盗塁」を記録したボンズ(ジャイアンツ)の成功率が最も高く、約85%だった。投手のけん制数の制限など、走者に有利な新ルールが導入された昨年に「41本塁打、73盗塁」を残したアクーニャ(ブレーブス)は約84%で、他の3人は70%台にとどまる。

 今季のメジャーで30盗塁以上を決めている10人のうち、大谷の成功率はガルシア(ロイヤルズ)に次いで2番目の高さ。打者に専念する今季は「積極的に次の塁を狙っていく姿勢をつくりたい」と、2月のキャンプから走塁練習に多くの時間を割いてきた成果が結実している。

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