大谷翔平44号 球団史上初!初回先頭打者から3者連続弾 ベッツ、フリーマン続いた“MVPトリオ競演”

 ダイヤモンドバックス戦の1回、2試合連続本塁打となる44号ソロを放ちフリーマン(5)に迎えられるドジャース・大谷。左はベッツ(共同)
 2試合連続本塁打となる44号ソロを放つ(共同)
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 「ダイヤモンドバックス6-8ドジャース」(31日、フェニックス)

 ドジャースの大谷翔平選手(30)はフェニックスでのダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」で出場し、一回に2試合連続本塁打となる44号ソロを放った。先頭打者本塁打は今季5度目で通算11度目。大谷に続き、ベッツ、フリーマンも一発で続き、MVPトリオが圧巻の3連発でそろい踏み。地区優勝争いのライバルに2連勝した。

 1回、集中力を研ぎ澄ました「背番号17」に隙はなかった。相手のケリーの厳しい球を見極め、ファウルでしのぎながら、甘い球を待った。フルカウントからの8球目。真ん中付近のスライダーを見逃さない。中堅フェンスを越える44号先頭打者弾。場内が騒然とする中、気持ちよくダイヤモンドを1周した。

 今季5度目、通算11度目の先頭打者本塁打。大谷が相手の出はなをくじくと、ドジャース打線は一気に襲いかかった。ベッツが2球目を14号ソロ、フリーマンが初球を19号ソロと、わずか4球で3得点。球団によると、プレーボール直後の1~3番の3者連続弾は史上初めて。敵地で歴史的なMVPトリオの3連発となった。

 3人で総額約1800億円という超高給取りの底力。8月に快進撃を見せていたダイヤモンドバックスを力でねじ伏せた。ロバーツ監督は「彼らは活躍をして、大金を稼ぐ。スター選手には理由があるし、その選手たちがわれわれを引っ張っていく。彼らの仕事だよ」。ドジャースが大枚をはたいて獲得した3人の活躍にご満悦だ。

 チームは2試合連続で壮絶な打撃戦を制し、2位ダイヤモンドバックスとは6ゲーム差に。地区優勝のマジックは「21」に減った。52本塁打、51盗塁ペースで、前人未到の「50-50」を視界に捉える大谷だが、見つめるのは勝利のみ。「ワールドシリーズに勝つことが目標。数字はあとからついてくる」。プロスポーツ界一の高給取りの価値を、さらに見せつける。

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