菊池雄星 MLB通算39勝 石井に並ぶ日本人左腕最多「カズさんは一番目標にしていた選手で僕の恩師」
「アストロズ5-2ロイヤルズ」(31日、ヒューストン)
アストロズ・菊池は7回5安打1失点で今季7勝目をマーク。メジャー通算39勝となり、日本人左腕ではドジャースなどで活躍した石井一久の最多に並んだ。西武でともにプレーした間柄で「カズさんは一番目標にしていた選手で僕の恩師。今年の目標の一つだった」と喜んだ。
アストロズ移籍後では最長となる7回、最多となる12奪三振。無四球と安定感もあり、イスパーダ監督は「全ての球種が良かった。両サイドをうまく使った。俺の仕事を楽にしてくれる」と手放しで褒めた。
特に外角の直球が光った。菊池のリリースポイントは低く「データ(分析)の人たちから一瞬ストライクに見えて、浮き上がっていく感じになると言われている」という。伸び上がる球で何度も空振りを奪って優位に立ち、武器とするスライダーやカーブがより効果を発揮した。