藤浪晋太郎、マイナーで奮投 今季初連投でまた無失点 7登板連続ゼロ けがから復帰後防御率2・01 来季につながる安定感

 藤浪晋太郎
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 メッツ傘下、3Aシラキュースの藤浪晋太郎投手が5日(日本時間5日)、スクラントン戦で今季初めて2日連続登板。5点ビハインドの四回途中からマウンドに上がり、2/3回無安打無失点、1奪三振だった。8月17日から7登板連続失点なしで3Aでの防御率は5・88。右肩のけがから復帰した6月25日以降は19登板、22回1/3を投げて防御率2・01と安定している。

 味方先発投手が四回途中7失点KO。2-7の四回1死走者なしのマウンドを託された藤浪は1人目をワンボールから高めの156キロ直球で中飛に打ち取る。今季途中にドジャースでもプレーした実力者、トランメルには外角カットボールでファウルを打たせ、158キロ直球を外角に決めて追い込む。最後はワンバウンドになる146キロスプリットで空振り三振に仕留め、与えられた仕事を完遂した。

 メジャー1年目の昨季はアスレチックスとオリオールズで64登板、7勝8敗2セーブ、防御率7・18。オフにメッツと1年335万ドル(約5億円)+出来高85万ドル(約1億2000万円)の好条件で合意したが、開幕ベンチ入りならず。さらに右肩の故障で5月中旬から6月下旬まで長期離脱を強いられた。7月下旬にはメジャー40人枠からも外され、現状は“構想外”扱いだが、これで7登板連続無失点。けがから復帰後は19登板で防御率2・01。22回1/3を投げて与四死球13、奪三振28。さらに8月以降の10登板は与四死球5、奪三振17と抜群の安定感を見せている。

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