大谷翔平の高い盗塁技術 速さの要因は筋力に 07年セ盗塁王、荒木雅博氏が解説

 「ドジャース1-3ガーディアンズ」(6日、ロサンゼルス)

 中日で活躍し、2007年にセ・リーグ盗塁王に輝いた荒木雅博さん(46)が大谷の高い盗塁技術について解説した。

   ◇   ◇

 今季は盗塁技術が向上した。三塁側からの映像を見ると、投手のモーションに合わせてスタートを切るタイミングがうまい。「ここで行ってほしい」と思う時にほぼ成功している。絶対的な足の速さも必要だが、盗塁に必要なのは技術。大柄の体で決めるのはすごいこと。広い歩幅で走り、速くは見えないが、スピードに乗ったら速い。筋力のおかげだと思う。

 スライディングもうまい。スピードを落とさず飛ぶことなくベースに滑る技術が高い。成功率9割は考えられない数字。確信と根拠を持って走っている。昨シーズンからベースの1辺が約7・6センチ大きくなったが、影響はそこまでないと思う。けん制数が制限されたルールも回数を重ねていく中で対処している。

 相手にとって大谷を四球で出したら、すなわち二塁打。盗塁はけがのリスクもある中で、大谷自身が一生懸命に勝ちにつながることを考えている。この試合に勝ちたい、チームのためになりたいという気持ちがないとできない。

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