大谷翔平 ポストシーズンで登板ある? ロバーツ監督「ゼロではない」 試合前にはキャッチボール
「ブレーブス6-2ドジャース」(13日、アトランタ)
ドジャースの大谷翔平選手(30)は、アトランタでのブレーブス戦に「1番・指名打者」で出場。9月に入って5度目となる無安打に終わった。試合前にはキャッチボールを行って調整した中、ロバーツ監督は10月のプレーオフで、大谷が登板する可能性を否定せず。順調な回復をうかがわせた。
試合前、大谷はキャッチボールに取り組んだ。昨年9月の右肘手術から、投手としてのリハビリを進めており、これまでブルペンで捕手を座らせての投球練習もこなしている。今月中には打者と対戦する「ライブBP」も実施予定だ。
そういったことも踏まえ、ロバーツ監督が報道陣からの取材に応じた中で、大谷がレギュラーシーズン終了後の10月のプレーオフで、登板する可能性について言及。「非常に可能性は低いが、ゼロではない。10月は長期戦になる。可能性はある」と否定しなかった。
ワールドシリーズに出場することになれば、10月下旬開催ということで、まだ時間は残されている。一方で、チームの編成トップは大谷が今季投げることを否定。番記者の一人は「監督のリップサービスもあるのでは」と語るが、これまでのドジャースの歴史をひもとくと、2020年のワールドシリーズで先発のウリアスを救援登板させて王者をつかむなど「ビッグサプライズ」があったのは確か。故障者も出るなどチームの投手事情は厳しく、大谷が今季中に投手として復帰する可能性を唱える声が、大きくなるかもしれない。
なお、試合では三回1死で右翼ポール際へ大きな当たりを放ったが、ファウルとなるなど無安打。「50本塁打、50盗塁」に向けてあと3本塁打、2盗塁で足踏みし、残りは15試合となった。