大谷2安打2打点 マジック消滅阻止!逆転劇呼ぶ粘りの二塁打 打点トップ3差
「ブレーブス2-9ドジャース」(15日、カンバーランド)
負ければ地区優勝へのマジックが消滅する一戦。3連敗が許されない中、大谷の粘りが九回の逆転劇に結び付いた。
1-2の七回2死一、二塁。ブレーブスの救援左腕のスライダーを空振りし追い込まれたが、3球目に厳しいコースに来た同じ変化球を、バットのヘッドを残して右翼線へ運んだ。終盤での同点二塁打に、大谷はベース上で両手を大きく上げて喜びを表現した。
得点圏での打率の低さが指摘されるが、この試合では五回2死一、三塁でも二塁打を放ち、打点は106に。ナ・リーグトップのブルワーズ・アダメズがこの2試合で7打点を稼いだ中、本塁打王との2冠を狙う大谷は負けじと3差で追う。
九回2死三塁では敬遠四球。続くベッツが意地を見せた。中前へ勝ち越し打を放ち「僕が投手でも(大谷とは)勝負しない。何とか結果を出せて良かった」と笑った。
同地区の2位パドレスの猛追を受ける中、3・5ゲーム差で首位を守り、地区優勝へのマジックは10となった。10月のプレーオフでシード権を得るには、より高い勝率での優勝が必要。残りは13試合だ。