ドジャース大谷 5戦ぶり48号2ランも「きょうのことは忘れるのが一番かな」 1試合3三振に「自分のゾーンを信じ切れていなかった」【一問一答】

 汗だくで会見し、質問に合間に何度も汗をぬぐう大谷(撮影・小林信行)
 マーリンズ戦後、取材に応じる大谷(共同)
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 「マーリンズ11-9ドジャース」(17日、マイアミ)

 ドジャース・大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場。0-4の三回1死一塁で48号2ランを右翼2階席へ放ち、今季通算を「48本塁打-48盗塁」とした。

 5試合ぶりの一発が出た一方で、今季12度目の1試合3三振。大谷は「どちかというと今日は自分の(ストライク)ゾーンをなかなか信じ切れていなかった」と振り返った。

 「自分がボールだと判断したボールをストライクにとられたときに、そこを捨てるべきかどうかの判断で、きょうはどちらかというとアンパイアに合わせた打席が多かった」といい「見え方はいい。基本的には振るべきボールには反応できていると思う。そこを自分で信じているかどうかが、ゾーンを維持する上では大事なので。きょうのことは忘れるのが一番かな」と話した。

 大谷の一問一答は以下の通り。

  ◇  ◇

 -48号。特別な気持ちは。

 「反撃につながる1本だったのでそこはよかったが、7-6の一、三塁の場面の方が得点したかった」

 -10月のポストシーズンに向けての準備と、50-50が近づき難しさはあるか。

 「いつどんなときでもちょっとしたズレで崩れてくるもの。逆に言えば少しの感覚が戻れば調子の波はすぐ来るもの。それを持続するのはいつでも難しい」

 -50-50に向けて意識はしていないと思うが、集中力を保つ難しさをプレッシャーに感じているか。

 「それはあまりない。いい打席を1打席でも多く重ねたい。それはシーズンが始まってから今まで変わらないので。そこはあまり変わらないかな」

 -シーズン50号はドジャースでは誰も到達していない。

 「どうなんですかね?積み上げていければいいかなとは思っている。そこに早くたどり着くのは貢献できていることだと思うし、チーム状況的にはきついと思うので、なんとか1打席でも貢献できるようにオフェンス面では頑張りたい」

 -ホームランを打った感覚は継続していきたいか。

 「難しい球でしたけど、そこを打てたのはよかった。どちかというと今日は自分のゾーンをなかなか信じ切れていなかったので」

 -何を心がけているのか。

 「いいスイングを心がけています」

 -ポストシーズンで投げる可能性はあるのか。投手コーチと話したりしているか。

 「ほとんど話してない。今シーズンに関しては投手コーチとは話してない。どちらかというとリハビリが順調に進んでいるのかというコミュニケーション。ホームに帰ってミーティングがあると思うので、そこで今後の予定、オフシーズンを含めた今後の予定を決めるかなと思う」

 -投げる可能性はあるのか。

 「分からないです」

 -マイアミでの試合は昨年3月のWBC優勝以来。思い出したりしたか。

 「ベンチが逆なので、あまりそこまで一緒の感じはしない」

 -自分のゾーンを信じられなかったのは選球眼の問題か。

 「自分がボールだと判断したボールをストライクにとられたときに、そこを捨てるべきかどうかの判断で、きょうはどちらかというとアンパイアに合わせた打席が多かった」

 -見え方はどうか。

 「見え方はいい。基本的には振るべきボールには反応できていると思う。そこを自分で信じているかどうかが、ゾーンを維持する上では大事なので。きょうのことは忘れるのが一番かな」

 -迷いがあるのか。

 「迷いというか、短期的に見たら審判の色も理解しないといけないし、そこに合わせることも大事。ただ長いシーズンの中で調子を維持することを考えるなら、自分のストライクゾーンをしっかり。ボールはボールだし、ストライクはストライクと割り切るのは大事」

 -メジャー通算219本塁打はアジア出身選手で最多。

 「それはいいこと。一個でも多く積み上げていければいいのかな。まだまだキャリアの途中ですし、あまり今の数字がどうのこうのは気にしなくていいのかな。終わった時にどれくらいやれなというのを自分で確認できればいい」

 -9月の優勝を争う状況で感じる事は。

 「楽な試合が少ないので、チーム状況的に五分五分で今月もきてる感じなので、あまり今を意識する余裕はない。きょうの試合を勝って、一個でも多く早く優勝が決まるように」

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