ドジャース、また先発の柱が今季絶望 11勝ストーン右肩炎症 前夜背信ミラーらがマイナー落ち ロバーツ監督明かす

 「マーリンズードジャース」(18日、マイアミ)

 ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が試合前の囲み取材で右肩炎症のため負傷者リスト(IL)入りしているギャビン・ストーン投手の今季中の復帰について「可能性はかなり低い」と明かした。ドジャース先発陣はエース格のタイラー・グラスノー投手が右肘痛により、シーズン中の復帰は絶望的になったばかりだった。

 ストーンは開幕ベンチ入りメンバーの中ではチーム最多の25先発、140回1/3を投げ同最多の11勝(5敗)、防御率3・53をマーク。8月31日のダイヤモンドバックス戦で5回5安打5失点、84球で降板した後、右肩に炎症が見つかり、IL入り。指揮官によると、現在もキャッチボールができない状態だという。

 ロバーツ監督は前日の試合で2回4失点KOのボビー・ミラー投手と、中継ぎのマイケル・グローブ投手をマイナー3Aへ落としたと発表した。

 ミラーはここまで13先発、2勝4敗、防御率8・52。9月は3登板すべてで大量失点でKOをされており、指揮官は前夜の試合後に「正直、何も改善されていないと思う」と厳しい評価を下し、次回先発については白紙を強調していた。グローブはここまで39試合に登板し、4勝4敗、防御率5・12。8月7日に広背筋痛から復帰した後は11登板、防御率5・27と精彩を欠いていた。

 2投手に代わって右肩炎症でIL入りしていたジョー・ケリー投手が戦列復帰。ミラーに代わる先発は未定だが、左親指痛で離脱中の左の先発クレイトン・カーショー投手がブルペンで約80球を投げており、先発ローテーションに復帰する可能性が高くなっている。

 チームは地区優勝マジック8、プレーオフマジック5としているが、プレーオフに向けた投手陣の編成は不透明な状況が続いている。

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