大谷翔平49盗塁目 自身の記録に並んだロバーツ監督「完全に『青信号』だ」 走塁技術とスピードを絶賛 日本選手23年ぶり大台にGOサイン

 「マーリンズ4-8ドジャース」(18日、マイアミ)

 ドジャースの大谷翔平選手が初回の打席で左腕ウェザーズから左前打を放ち、次打者ベッツの初球に49盗塁目となる二盗に成功。日本選手では01年のイチロー(マリナーズ、56盗塁)以来、23年ぶり史上2人目の大台に王手をかけるとともに48本塁打と合わせ、史上初の「50-50」まで2本塁打、1盗塁に迫った。

 試合後の監督室。現役時代は快足で鳴らしたロバーツ監督は「送球がそれることを願っていた。まずまずのスタートだったので送球が良ければアウトだったからね。彼のスピードが(捕手)フォルテスを慌てさせた」と説明。史上初の「50-50」を目前にしている大谷「なんというシーズンだ。DHとして打つだけでも素晴らしいが、より素晴らしいのは盗塁できる脚の状態を保ち続けていることだ。それは技術であり、才能でもある。本当に素晴らしい」と惜しみない賛辞を送った。

 49盗塁は指揮官がパドレス時代の06年にマークした自己最多記録でもある。「明日か、(明後日の)本拠地で抜いてほしい。『走るな』のサインはない。完全な『青信号』だ」。大谷の快足に全幅の信頼を寄せた。

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