「マーリンズ４－８ドジャース」（１８日、マイアミ）

　ドジャースの大谷翔平選手（３０）は敵地でのマーリンズ戦に「１番・指名打者」で出場し、５打数１安打で今季４９盗塁目を決めた。史上初の「５０本塁打、５０盗塁」へあと２本塁打、１盗塁に迫った。

　史上初の「５０－５０」の偉業を目前にしている大谷の打席で刻印入りの特別球が使用されることが分かった。

　球団関係者によると、大谷が４９号を打った後の打席から５０号が達成されるまでの打席に限り、アルファベットや数字が刻印された特別球が使用される。大谷がホームランを打った時に５０号記念球が本物であることを証明するのが狙いだ。

　今季は４月に大谷が日本選手最多タイとなる通算１７５本塁打と新記録の１７６本塁打が懸かった打席で特別球を使用。０４年にイチローが年間安打記録を８４年ぶりに塗り替えた時にも刻印入りボールが使われた。

　大谷が８月２３日のレイズ戦で史上６人目の「４０－４０」を達成した時の４０号満塁弾のボールが、刻印なしでオークションサイトに出品、米東部時間１９日午前２時現在、最高入札額は９６００ドル（約１３５万円）となっている。もし、刻印入りの５０号記念球が出品されれば、入札額が爆上がりすること確実だ。

　偉業はいつ、どこで達成されるのか、だれがお宝ボールを手にするのか。そして、記念球は大谷に手渡されるのか、それともオークションに出品されるのか。さらに、出品されたボールがいくらで売買されるのか。「５０－５０」狂騒曲が始まろうとしている。